イマ

今だけの 私だけの感性で言葉を綴る

20回目の誕生日

朝の三時頃、目がさめて

 

自分にハッピーバースデー

 

と言った。

 

二度寝のあとに

 

スマホを見ると

 

懐かしい友人から

 

おめでとうのメッセージが

 

入っていた。

 

わざわざメッセージを送ってくれたことに

 

大変、驚いた。

 

そんなこんなで

 

いつもと変わらぬ一日が過ぎる。

 

ここ数年は、

 

悩んだ年だったから

 

今年は挑戦の年にしたいなぁ

分岐する

交差したいくつかの運命が

 

分岐する

 

まったく別の方向に

 

 

その運命は

 

再び交わることもあるだろう

 

二度と交わらないこともあるだろう

 

ずっと添い遂げる運命なんて

 

数えるほどしかないもので

 

ほとんどの運命が離れていくものだろう

 

 

しかしそれは

 

忘れてしまうには

 

あまりにも美しく

 

忘れたくはない

 

 

いつか離れてしまうというなら

 

離れるまでの時間を

 

大切にしよう

手を握る

力いっぱい握ったけど

 

君の手は

 

スルリスルリとすり抜けて

 

僕の手を離れていった

 

君の腕を掴もうにも

 

君はもう遠く離れてしまっていて

 

掴めない

 

しかし、僕のあしは

 

君を追おうとはしなかった

雨に浮かぶかなしみ

このかなしみをどうすればいいのだろう

 

浮かぶのはキミのことばかり

 

誰でもない

 

キミになぐさめてほしい

 

キミの大丈夫だよという一言を

 

とびきり笑顔がみたいのだ

 

あぁ、この雨の中

 

キミのところへ走っていけば

 

キミと話せるだろうか