イマ

今だけの 私だけの感性で言葉を綴る

バレーボールがくれた贈り物

中学、高校とバレーボールをやってきた

でも、成績は振るわなかった

能力自体も決して優秀ではなかったと思う

 

昨日、中学生のバレーボールの大会を

観に行った

身長は決して高くなく

技術も拙いが

それでも、一生懸命に

ボールを追う姿があった

 

しかし、中学生といえど

上手いやつはいる訳で、

目を奪われるプレーヤーがいた

彼の打つスパイクは

全身全霊で打たれ、とても力強いものだった

そして、何より

目を奪われたのは、彼の気持ちだろう

ときに笑顔で、全身全霊で喜び

ときに険しく、全身全霊でボールを追う

そんな、全力でバレーボールを楽しんでいる

彼の姿をみて羨ましくなった

「自分もあんな風にバレーボールを楽しみたい」

 

しかし、考えつめた先に

一つの答えを見出だす

あのとき、あの瞬間、

ボールを追っていたからこそ

今の仲間たちがいるのだと

 

そんな当たり前のことに気付くと

つらい過去しかなかったような

バレーボール人生に

少しばかり誇らしさが顔を見せた